チーズコラム④ 「醍醐味」の由来

「○○の醍醐味を味わう」

とった言葉を皆さんも使う事があるかと思いますが、これが実はチーズに関連する言葉だったことをご存知でしょうか。

「醍醐味」は元々仏教用語で「仏陀の、最上で真実の教え」を指します。

ミルクから蘇を熟成加工する段階を五段階を五味といい、そのなかで「醍醐」が最上の味を持つ乳製品が得られるとされていました。「醍醐」は純粋で最高の味であることから、「醍醐のような最上の教え」として仏陀の教法に喩えられ、最上の仏法として「醍醐味」と呼ぶようになりました。

これが転じて「深い味わい」や「神髄」「本当の面白さ」を意味するようになりました。