■解説■
白カビチーズというと先にあげたカマンベールとブリーの2つが有名ですが、このシャウルスも500種類にもおよぶフランスチーズの中で、たった45種弱しか認定されていないA.O.C.を取得している、歴史と伝統のあるチーズです。
12世紀頃、名前の由来となっているシャウルスという町のポンティニー修道院で開発されました。名前の「シャ」はフランス語の「猫(chat)」、ウルス は「熊(ours)」からきており、猫と熊が描かれた町の紋章がパッケージにさりげなく印刷されています。
→町の紋章
高さが6cmもあるドラム型なので、表皮の内側のとろりとしたクリーミーな味わいと、硬さを残した中心部との2層の食感が楽しめます。味はわりと濃厚で、 軽い酸味があり、クリーミーで複雑、そしてキノコのような香りが特徴です。
熟成が進むと表皮は茶色に変化しクセと塩味が強くなってきますので、シャウルスならではの個性を楽しむなら熟成しすぎないうちに食べるのがおすすめです。