余ったチーズをただ保存するだけではなく、二次加工して美味しく使い切る工夫もしてみましょう。例えば硬くなったハード系のチーズを磨り下ろしてドレッシングやソースなどの調味料に使ったり。
せっかく買ったチーズ、最後まで美味しくいただいたいものですね。
【冷凍庫で凍らせる】
ブルーチーズ、ソフト系のチーズで使える方法です。
冷蔵庫で凍らせておいて、使うぶんだけ砕いて溶かし、ドレッシング、パスタや肉料理のソースなどに使います。ただし凍らせると確実に風味は落ちますので、少量残った場合か、いつ食べるかわからないといった場合にこの方法がおすすめです。
尚、白カビチーズなど皮のあるチーズの場合、皮は溶けにくいので、取り除いてから凍らせます。
【ハーブと一緒にオリーブオイルに漬ける】
ハード系のチーズで使える方法です。
残ったチーズを小さくカットして、ハーブと一緒にオリーブオイルに漬けておきます。保存性も高まる上に新たな風味も追加されて、違った美味しさが楽しめます。
【お酒に漬ける】
ブランデーやワインなど、お酒を布かキッチンペーパーにしみ込ませ、カットしたチーズを包んで密閉容器に入れて冷蔵庫に保存します。お酒の味がしみ込んで美味しくなりますし、乾燥もせず、アルコールの効果で保存性も高まります。
Lesson12-3でイギリスのブルースティルトンをポートワインに漬け込む方法を紹介しましたが、これと同じ原理です。その他にも相性の良いワインなどのアルコール類とチーズとを組み合わせていろいろ試してみると新たな美味しさを発見できるかもしれません。これも一種のマリアージュと言えるのではないでしょうか。