アボンダンス Abondance
1990年にAOCを取得したハードチーズです。
モンベリアルド、タリー ヌ、アボンダンスという固有種の牛からとられた 乳を使用し、様々な作り手によって製造されています。 品質と香りを維持するための工夫として、牛はサイレージ(貯蔵牧草)などの発酵させた牧草を使わずに飼育されています。
テイストの特徴
濃厚なフレーバーで、製造時期や作り手により、口に入れた瞬間の味わいはしっかりとしたものから軽いものまで様々です。
Let’s eat!
ワインを合わせるなら、地元の辛口の白かボジョレーなどがぴったりです。スムーズでなめらかなテクスチャーと良く合います。
- フランス :ロ-ヌ=アルブ地方
- 熟成:2~3カ月が食べごろ
- 重量と形状 :5~15kg、車輪形
- 大きさ:直径40~46cm、高さ7.5~ 10cm
- 乳種:牛
- タイプ :ハード
- 生産者:復数
バノン Banon
2003年にAOCを取得したソフトチーズです。
栗の葉とラフィアに包まれているのが特徴で、南仏プロヴァンス・ リュール山地の特産品となっています。
テイストの特徴
若いうちは乳酸の香りを感じさせるマイルドな味わいですが、熟成が進むとナッツのような風味を帯びていきます。葉が乾燥するにしたがってカビが繁殖し内部が柔らかくなりながら熟成が進み、 山羊乳の独特のフレーバーが強く感じられるようになります。
Let’s eat!
フルーティでフレッシュな赤や白、プロヴァンスのロゼなどにもぴったりです。ワインと一緒に、一人よりも仲間で楽しみたいチーズです。
- フランス:ローヌ=アルプ地方
- 熟成: 2週間~2カ月
- 重量と形状 :90~120g、円形
- 大きさ 直径6~7cm‘高さ2.5~3cm
- 乳種:山羊
- タイプ:ソフト
- 生産者:複数
ブルー・ドーヴェルニュ Bleu d’Auvergne
1975年にAOCを取得した青カビチーズです。
その名前の通り、オーヴェルニュ地方の青カビチーズで、ロックフォールによく似ていますが、羊ではなく牛の乳を使用しています。
テイストの特徴
夏から秋にかけての最も草が美味しい時期に、高地の牧草地の草を食べた牛の乳で作られたものが最も美味しいとされています。シャープで個性的なフレーバーが特徴です。
Let’s eat!
ワインはしっかりとした赤や甘めの白と合わせるのがお勧めです。サラダのドレッシングやパスタに加えたり、生のマッシュルームに添えたり、チコリやナッツとのマリアージュを楽しんでみましょう。
- フランス:オーヴェルニュ地方
- 熟成:2〜3ヶ月
- 重量と形状:2.5kg ドラム形
- 乳種:牛
- タイプ:青カビ
- 生産者;複数
ブルー・デ・コース Bleu des Causses
1979年に AOCを取得した青カビチーズです。
牛乳で作られており、 一般的なブルーチーズよりも熟成期間が長いのが特徴です。ロックフォール同様、コース地方の石灰質高原の「フルリーヌ」と呼ばれる自然の貯蔵庫で熟成されます。
テイストの特徴
製造する季節によって昧が異なります。 夏のチーズは象牙色がかった色をしており、冬のチーズは白っぽくて濃厚なテイストです。夏のチーズのほうが味はマイルドになります。
Let’s eat!
サラダやチーズプラトーに最適なので、ぜひいつものプラトーに加えてみてください。ワインとの組み合わせとしては、コルナスやリラック、ジュランソンなど、香りが高くフレッシュなテイストのバランスのよい赤ワインとのマリアージュが特にお勧めです。
- フランス:ミディ=ピレネー地方
- 熟成:3~6力月
- 重量と形状 2.3~2.6kg、ドラム形
- 大きさ 直径 18~20cm、高さ 7.5~10cm
- 乳種:牛
- タイプ:青カビ
- 生産者;複数
ブルー・ド・ジェクス・オー=ジュラ Bleu de Gex haut-Jura
1977年にAOCを取得した青カビチーズです。
ハードに近い、しっかりとした食感の青カビチーズで、ジュラ山脈の牧草で育った牛の乳を使用し、小規模な酪農場で伝統製法を守りながら作られています。
テイストの特徴
かすかな苦みや独特の風味は、山地の草花の酵母やカビを含んだ牛乳と、柔らかなチーズに広がる青カビによってもたらされています。 外皮の白いパウダ状のカビを拭き取ってから食べます。
Let’s eat!
地元の人々もお勧めのマリアージュは、ボジョレーやブルゴーニュなどのフルーティーな赤ワイン。じゃがいもに添えて食べると格別です。
- フランス:フランシュ=コンテ地方
- 熟成: 約 2~ 3力月
- 重量と形状 :5~6kg、車輪形
- 大きさ: 直径30cm、高さ7.5~10cm
- 乳種:牛
- タイプ:青カビ
- 生産者:複数