シャビジュー・デュ・ポワトゥ Chabichou du Poitou
1990年にAOCを取得した山羊乳のチーズです。
フランスのシェーブルチーズのほとんどを生産するロワール地方のもので、フェノレミエ(農家)から 協同組合 、工場など幅広い作り手によって製造されています。
テイストの特徴
薄くて白い外皮に黄色や青のカビ が散っているものもあります。内側の身には独特のフレーバーがあり、一般的な山羊のチーズよりもはっきりとしたシャープな味わいと香りを持っているのが特徴です。
Let’s eat!
フレッシュチーズでフルーティーな赤ワインと良く合います。ヌーヴィル・ド・ポワトゥ一、サン・マルタン・ラ・リヴィエール地方などのものがお進めです。
- フランス: ポワトゥ =シャラント地 方
- 熟成 :3週間
- 重量と形状 :100g、円筒形
- 大きさ :直径 6cm、高さ 5㎝
- 乳種 :山羊
- タイプ :シェーブル
- 生産者 :複数
シャロレ Charolais
ブルゴ ーニュ地方の山羊乳のフェルミエ(農家製)チーズです。その形状は独特で小さな樽のような形をしており、外皮が青みがかっているのが特徴です。
テイストの特徴
かすかな酸味があり、ミルクとアーモンドの風味が感じられるのが特徴です。自然にできた外皮と引き締まった身を持ちます。
Let’s eat!
フルーリーのようなフルーティなワインとの素敵なマリアージュを楽しめます。栗やクルミ、サワーブレッドに添えてもよいでしょう。
- フランス:ブルゴー二ユ地方
- 熱成: 2~6週間
- 重量と形状: 250g、樽形
- 大きさ :直径4.5cm、高さ7.5cm
- 乳種:山羊
- タイプ :シェーブル
- 生産者 :複数
シュヴロタン・デザラヴィ Chevrotin des Aravis
2002年に40番目のAOCチーズに認定されたウォッシュタイプの山羊乳チーズです。
シュヴロタンは「山羊のチーズ」、デザラヴィは産地の「アラヴィ山塊」から付いた名前です。外見や食感はルブロションと似ている点もあり、決めの細かい白カビが、オレンジ色の外皮を覆っています。
テイストの特徴
きめの細かい身の端は、すこし溶けた状態にあるのが特徴です。マイルドですが、ほのかな山羊乳のフレーバーが感じられます。
Let’s eat!
シャープな赤ワインと相性のよいチーズです。
- フランス:ローヌ=アルプ地方
- 熟成:2ヶ月
- 重量と形状:600g、円形
- 大きさ:直径9〜12㎝、高さ4㎝
- 乳種:山羊
- タイプ:シェーブル・ウォッシュ
- 生産者:複数
ジュヴロタン・デ・ボージュ Chevrotin des Bauges
こちらもサヴォロ地方の山岳地帯で作られているフェルミエチーズです。壮大な景色と色とりどりの草花が咲き乱れる牧草地であるサヴォロ地方は、フランスを代表するチーズが数多く存在します。これもその1つです。
テイストの特徴
小さな目が不規則に散り、甘味のあるクリームーな味わいとほのかな山羊臭さが特徴です。厚みのある外皮と口溶けのよいしなやかな身を持っています。
Let’s eat!
フルーティーな辛口の白ワインとよく合います。ルーセットなど同じサヴォワ地方のものを選んでみましょう。
- フランス: ローヌ=アルプ地方
- 熟成: 21日
- 重量と形状 :300g、円形
- 大きさ 直径 9~11.5cm、高さ 4cm
- 乳種 :山羊
- タイプ :シェーブル
- 生産者: 複数
クール・ド・ヌーシャテル Coeur de Neufchatel
1969年にAOCを取得した白カビチーズです。
オート=ノルマンディ地方の牛乳から作られるチーズで、最も特徴的なのはその形状でしょう。ハートを意味する「クール」の名前の通り、ハート型をしています。単なる「ヌーシャテル」と呼ばれるものは、円形型やレンガ形のチーズです。
テイストの特徴
塩味が強めでほのかな乳の味わいが感じられます。白く乾いた外皮はベルベット状でもろく、そのアロマはキノコに似ています。締まった身はほんのすこしざらついたテクスチャーです。
Let’s eat!
ハード系のパンと相性がよく、地元の人々は朝食として、温めたパンの上にのせて溶かして食べています。
- フランス: オート=ノルマンディ地方
- 熟成:8 ~10週間
- 重量と形状: 200g、ハート形
- 大きさ:長さ10㎝、高さ2.5㎝
- 乳種:牛
- タイプ:白カビ
- 生産者:複数